【ウディタ】固定ダメージの防御コマンドによるダメージ軽減とフバーハを作ってみる
こんにちは、いのすけです。
今回は、「基本システムのままだと、固定ダメージの技能のダメージは防御コマンドでもダメージが減らないという点」が気になったので、それを改造するのと、そのついでに固定ダメージ特技にも種類を付けて、ブレス攻撃という種類を作ってそのダメージを減らすような技能(ドラクエでいうフバーハですね。)を作っていきたいと思います!
①もろもろのDBいじり
いろいろとDBをいじって技能の種類やその被ダメ割合などの情報を格納する場所を作ってやらなくてはいけません。
まずはわかりやすいユーザーDBからいきましょう!!
技能の種類を入れる欄を作りましょう。
タイプの内容設定というところから、欄は増やせます!
それから状態設定(状態異常の性質を決めるところ)にも同じように欄を増やします。
こちらには受けるダメージ量を設定します。
ユーザーDBをいじるのはこんなもんで、続いては可変DBの方をいじりましょう。
前の記事でも軽く触れたのですが、戦闘時は可変データベースというところに敵味方の情報を読み込んで計算の処理のための数値としているので、こちらにも、ユーザーDBで設定した情報を入れる欄を作る必要があります。
具体的には、可変DBの戦闘一時ステータスというところです。
ここでも先ほど同様にタイプの内容設定で、受ける体技ダメージ率と受ける息ダメージ率の欄を作ります。ここはただ数字を読み込んで代入するだけの場所なので、ユーザーDBのように選択肢を作る必要はありません。初期値100にしておくだけで大丈夫です。
DBいじりは以上です。
②コモン146、148(一時ステ計算)の改造
続いては、コモン146と148を改造します。このコモンはざっくりいうと、146はバトル開始時に敵味方の情報を可変DBに代入するコモンで、148は、状態変化を受けた場合に敵味方の情報を改めて代入するコモンです。要するにここをどういじるのかというと、ここにさきほど作った、ユーザーDBの【受ける体技ダメージ率】・【受ける息ダメージ率】を可変DBの方の【受ける体技ダメージ率】・【受ける息ダメージ率】の方に代入させるようにする、というわけです!
基本的に【受ける攻撃ダメージ率】・【受ける精神攻撃ダメージ率】と並べるように内容を追加していくだけです。これは画像見てもらった方が早いかと思います。
こうすることで、デフォルトではユーザーDB既定のダメージ量をそのまま受けるようになります。146は以上です。148も同じようにやっていきます。
これで、コモン146、148の改造は終了です。
③コモン165(単体処理)の改造
このコモンはダメージ量の計算を行う、一番重要なコモンです。これも画像で示していきます。
コモンの改造は以上です。
④状態異常の「防御」の仕様を変えて、さらにフバーハを実装
あとは、ユーザーDBをいじって、防御の仕様を変更して、さらにフバーハを作りましょう。
<防御の仕様変更>
状態設定の防御のページを開きましょう。
これで、防御の仕様変更は完了です。続いて、フバーハも作りましょう。
<フバーハの実装>
まずは状態設定で「息軽減状態」を作りましょう。
そして技能です。
設定は以上です。
さて、うまく動くか見てみましょう。
以下の技能で実践したいと思います。
まずは普通にダメージを受けてみます。
次に、防御をしてみます。
続いて、先ほど作った息被ダメを軽減する技能を使用してダメージを受けてみましょう。
最後に、息軽減状態で防御するとどうなるでしょうか?
というように固定ダメージ技能のダメージを軽減することに成功しました。
これを応用して、息をすいこむ(敵に与えるダメージを2倍にする、要するにちからためのブレスバージョン)なども実装できます。私はもうすでに実装していて、画像にもところどころ映ってたと思います。ぜひやってみてください!
では今回はこの辺で。